【国土交通大臣認定石綿飛散防止剤 MAEN-0034】
アスゲンシーラーは変性珪酸ナトリウム塩を主成分に特殊処理された水(還元水)で構成される1液性の珪酸アルカリ水溶液です。現在社会問題となっている損傷や劣化により飛散の恐れがある吹付けアスベストに対し、塗布含浸処理を施すことによりアスベストの飛散を効果的に防止します。浸透性、接着性に優れ、安全性の高い環境配慮型の石綿飛散防止剤です。
処理前 処理後
アスベスト含有建材(耐火被覆材、断熱材、吸音材、屋根材等)
コーンカロリー計試験(ISO5660に準拠)にて燃焼性の測定を行いアスゲンシーラーの防火性能について確認しました。基準値:20分間の総発熱量8.0MJ/㎡以下。 (試験機関:財団法人日本塗料検査協会東支部)
試験体記号 | 1 | 2 | 3 |
---|---|---|---|
20分間の総発熱量(MJ/㎡) | 4.4 | 3.5 | 5.6 |
200kW/㎡を超える時間(秒) | 0 | 0 | 0 |
着火時間(秒) | 着火なし | 着火なし | 着火なし |
消炎時間(秒) |
ー | ー | ー |
防火上有害な変形・亀裂等 | なし | なし | なし |
不燃性判定 | 不燃 | 不燃 | 不燃 |
国土交通省告示1446号に準拠し、試験体の作成及び試験を実施。 建築基準法第37条に基づく品質性能評価のうち「石綿飛散防止剤を塗布した建築材料に空調機器などによる風圧を加えた際に、当該建築材料から繊維の飛散が認められないこと」 基準値:大気1リットル中石綿繊維10f/L以下 (試験機関:建材試験センター)
試験体記号 | 乾湿繰り返しなし(f/L) | 乾湿繰り返しあり(f/L) |
---|---|---|
1 | 2.0 | 2.0 |
2 | 2.3 | 2.0 |
3 | 2.0 | 1.7 |
平均 |
2.1 | 1.9 |
吹付面の外観観察 | 異常なし | 異常なし |
国土交通省告示1446号に準拠し、試験体の作成及び試験を実施。 建築基準法第37条に基づく品質性能評価のうち「石綿飛散防止剤を塗布した建築材料に固形物が衝突した際に、その衝撃によって生じる飛散防止層(石綿飛散防止剤により被覆又は固着された当該建築材料の部分)のくぼみ深さ石綿飛散防止剤を塗布しない場合と比較して大きくなく、その衝撃により飛散防止層の脱落の発生がないこと。」 (試験機関:建材試験センター)
種類 | 試験体番号 | 外観 | くぼみ深さ(mm) | 脱落の有無 |
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アスゲンシーラー塗布 | 1 | くぼみが認められた | 5 | 無 |
2 | 同上 | 5 | 無 | |
3 | 同上 | 6 | 無 | |
平均 | ー | 5 | ー | |
無塗布 | 1 | くぼみが認められた | 7 | 無 |
2 | 同上 | 10 | 無 | |
3 | 同上 | 8 | 無 | |
平均 | 同上 | 8 | ー |
国土交通省告示1446号に準拠し、試験体の作成及び試験を実施。 建築基準法第37条に基づく品質性能評価のうち「石綿飛散防止剤を塗布した建築材料に引張力が作用した際に脱落又は損傷を発生させる付着強度の低下が認められないこと」 (試験機関:建材試験センター)
種類 | 試験体番号 | 付着強度(N/c㎡) | 破断深さ(mm) |
---|---|---|---|
アスゲンシーラー塗布 | 1 | 6.28 | 21 |
2 | 6.25 | 22 | |
3 | 5.54 | 22 | |
4 | 5.76 | 17 | |
5 | 5.75 | 24 | |
平均 | 5.92 | 21 | |
無塗布 | 1 | 4.35 | 18 |
2 | 3.86 | 14 | |
3 | 4.73 | 20 | |
4 | 4.26 | 20 | |
5 | 4.33 | 19 | |
平均 | 4.31 | 18 |